円 Yen 2004 3 5

 たまには、円ドルの年足チャートを見てみましょう。
1987年から2004年まで、
円相場は、100円から150円のレンジにあります。
 1995年の79.75円を例外とすれば、
おおむね、このレンジを上下しています。
 問題は、このレンジを抜けた場合です。
上に抜けるか、下に抜けるか、2つの可能性があります。
今のところ、長期的には、上に抜ける可能性の方が高いでしょう。
 このレンジができたのは、1985年から1986年の急上昇によってです。
1984年までは、200円台で推移していました。
 ここに、ひとつの誘惑があるかと思います。
それは、「1985年の誘惑」です。
 しかし、今は、1985年の時の状況と大きく違います。
もし、この誘惑に負けたら、アメリカの命取りとなりますので、
注意してください。
 もうそろそろ、発想を転換する必要があります。
ドルが弱くなれば、アメリカの国力も弱くなる。
ドルが強くなれば、アメリカの国力も強くなる。
もちろん、これは、常識だと言う人の方が多いでしょう。
それならば問題ありません。
 アメリカに欠けているものは、父親です。
アメリカで、父親が弱くなりましたので、
アメリカそのものも弱くなりました。

母のやさしさ、父の智慧
mother's tender grace, father's resolution. 2003/3/27

 ある時、こんな話を聞きました。
ある時、ハムスターが、3匹住んでいた。
 しかし、ハムスターハウスには、
彼らが好きな「回し車」が、ひとつしかなかった。
それをハムスターは取りあって、ケンカになっていた。
 その様子を見た母は、ハムスターが、かわいそうになり、
回し車を、2つ追加して、ハムスターハウスに取り付けた。
 これで、ハムスター同士の争いはなくなった。
しかし、ハムスターハウスが、急に狭くなり、住みにくくなった。
 それを見た父は、2つの回し車を取り除いて、
もとのとおり、1つの回し車にした。
順番を決めて、1つの回し車を共有して使えばよい。

インフレ inflation 2004 1 28

 短期の投資家は関係ありませんが、
長期の投資家は、歴史を学ぶ必要があります。

 アメリカは、1960年代の後半において、
ベトナム戦争の軍事費の膨張と、
「偉大な社会」建設のための社会福祉費支出の増加が、
インフレを招き、
このインフレは、アメリカ製品の価格上昇を招き、
その結果、アメリカ製品は、
西ドイツや日本の製品に対して、競争力を失ったのです。





































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